事例紹介

離婚解決金として700万円を獲得した事例

2017.07.21 / 事例紹介・「男女問題」

依頼主

Uさん 10代 女性

相談内容

Uさんは、同じく10代の男性と2週間前に入籍し、夫の実家で同居生活を開始したものの、夫の母親からいじめられ、夫からも冷たくされており、離婚したいとのことでご相談にいらっしゃいました。

解決内容

Uさんからお話しを伺ったところ、Uさんは妊娠3ヶ月で、夫及びその両親は、離婚することについては同意しているが、中絶するように強く要求してきており、Uさんとしては子どもを産みたいと考えているからどのようにすれば良いか分からないとのことでした。
他方、Uさんのご両親も相談に同席されており、ご両親としては10代で子どもを育てていくことは大変なので、中絶して欲しいとのご意向を持っておられました。
このような状況で、Uさん自身も精神的に不安定になっておられたことから、当職は、Uさんの決めたことを最大限尊重することを伝え、Uさんの今後の人生に大きく関わることなので、ご両親とも良く相談してどうするかを決定して欲しいと伝えました。
数日後、Uさんから中絶を決意したので、相手方と離婚についての協議をして欲しい旨の連絡がありました。

当職としては、Uさんの精神的苦痛に鑑み、出来るだけ高額の解決金を獲得したいと考えておりましたが、当初相手方は、慰謝料にも相場があるのだから200万円しか支払うつもりはない旨述べておりました。
しかし、相手方のみならず相手方の両親に対して、Uさんが中絶を決意した精神的苦痛を粘り強く説明し、最終的には700万円の解決金を獲得することに成功しました。

結果

稀ではありますが、交渉の仕方によって、時にいわゆる相場を大きく上回る内容で合意に至ることが出来るケースもあります。
ご自身で交渉をすることに不安がある場合には、弁護士にご相談されることをお勧めいたします。

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