職場同僚に貸していた200万円の回収に成功した事例
2017.07.20 / 事例紹介・「一般民事」
依頼主
Nさん 40代 男性 会社員
相談内容
Nさんは、3年ほど前に、職場の同僚から「いい投資話がある。短期間で資金を倍に増やせる。利子をつけて返すから、自分にお金を預けないか。」などと勧誘されました。
最初は半信半疑だったNさんでしたが、その頃から、その同僚の羽振りが良くなったように見え、良い投資話があるというのは本当だったんだと信じてしまったのでした。
結局、Nさんは、最初は30万円ほどを職場の同僚に貸し、その後、言われるがままに合計で200万円もの大金を渡してしまったのでした。
ところが、その後、いつまで経っても、同僚は、Nさんに200万円を返そうとせず、Nさんが、何度催促しても、のらりくらりと言い訳を繰り返すばかりで、一向にお金が返ってこない状況でした。
そんな状況のまま3年もの歳月が過ぎ、このままでは自分では解決できないと思い、Nさんは、当事務所にご相談されました。
解決内容
弁護士は、Nさんから詳細な事実関係を聴き、200万円の返還請求をすることは可能だと考えましたが、その段階では、200万円を貸し付けたことを示す物証が乏しいと判断しました。
そのため、弁護士は、Nさんにアドバイスし、職場で、その同僚と話合いの場を設け、「いつ返すかは未定だが、200万円を借りていることは間違いない」という言質をとり、その発言を録音しておくことを勧めました。
結果
Nさんは、弁護士のアドバイスどおり、同僚と話合いの場を設けました。
その同僚は、いつも通り、言い訳ばかりしていましたが、その言い訳の中で「今は手元にお金がないから。また儲かったら200万円は返すから。」という発言をし、確かに200万円を借りていることを認め、Nさんはこの発言を録音しました。
その後、弁護士が、その同僚に受任通知を送り、200万円を借りたことを認める証拠もあるとして、交渉しました。
その結果、その職場同僚から、「1か月以内に200万円を返還する」という内容の誓約書を取り付けることに成功し、その後、Nさんの手元に、無事200万円が返還されたのでした。
金銭トラブルは、なかなか人に相談することができず、一人で悩まれている方も多いと思います。
自分だけでは解決できない場合でも、今回のケースのように、弁護士が入ることにより、トラブルを精算できる場合があります。
一人で悩まず、まずは、お気軽にご相談ください。